院長のブログ
鼻と歯並び(3)
呼吸障害は体の発育や機能に影響を与えますが、最も懸念されるのが脳、精神への悪影響です。呼吸障害は発達障害のアスペルガー症候群、ADHD(注意欠如多動性障害)などの症状と極めて酷似していることから、発達障害の原因は呼吸障害が犯人ではないかと言われています。そして大人になるにつれて無呼吸症候群へ移行する恐れもあります。現在重症患者は300万人、しかし現代の子供たちの中にはその予備軍の子供たちが急激に増えてきていることを日常の診療で感じております。困ったことに、この病は日常の生活に不自由さを感じることがないために発見が遅れてしまう恐れがあります。