院長のブログ
「骨格は受け口、歯並びは出っ歯」 パート4
下あごが後退して出っ歯になったら人体にどのような悪影響を与えるか考えます。睡眠時下あごが後退して気道閉鎖を起こすため無呼吸症候群を発症します。睡眠時下あごが後方に後退させない方法は2つ、矯正により下顎を前方に発育誘導していく方法です。発育旺盛な時期でなければ成功しませんが、治療成果は再発が少なく手応えを感じています。利点と言えば手術のリスクもないので安全安心な治療法です。一方成人になると下あごが後方に落ち込んでしまうのを防ぐ専用のマウスピースや酸素吸入装置をつけて休みます。いつまで?一生です、まじ?まじです。乳児の鼻炎や口呼吸が急増中、小児無呼吸症睡眠障害児を救うため小児科、耳鼻科、呼吸器科の先生も頑張っていますが、安全、確実、そして再発のない治療法を探し当てるにはまだ時間がかかりそうです。
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