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院長のブログ

咬まない、咬めないことが呼吸障害の犯人だ

ご存知のヘッケルの脊椎動物3段階進化の図です。1段階の進化の過程では人間と魚()に差がありません。次の図はご覧になった方は少ないかも知れません。人間の胎児にも魚のような鰓(えら)がついていました。えらはもちろん呼吸するための道具です。海から陸上に生活が代わり、23億年かけて人間のえらは呼吸するだけでなく食べる,話す、飲み込むなど環境に適応すべく咀嚼筋が誕生してきました。ところが今日の食生活環境は激変(弥生時代の卑弥呼の食生活と比較すると現代人は6倍以上も苦労しないで食事をしています)、その退化の流れは留まることを知りません。咀嚼筋を益々使わない生活様式による弊害は進化の過程で同じ呼吸器系の筋肉に悪影響を与えることは当然と思いませんか?


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